No.04 3利根川橋梁モジュール

 

 

<上路型トラス鉄橋を作る>

  

トミックス製単線トラス鉄橋を改造した簡易版で製作します。

製品を分解してトラス部を外し、3mm及び2mmのプラ角棒で端の部分を作り足します。

接着剤が固まったら、改造したトラス部を製品状態とは逆向きに取り付けて完成です。

 

<デッキガーダー橋を作る>

 デッキガーダー橋はサイズにより複数の仕様を用意します。

 ここでは、KATOの単線プレートガーダー鉄橋を改造し、145mmのものを製作したところを紹介します。

  

 KATOのプレートガーダー鉄橋を解体します。なお、側板部分を切断するには、レザーソーが必要です。(カッターナイフでは歯が立ちませんでした。)

 ばらした部品とプラ角棒・プラシートを使用し、真ん中の写真のようにデッキガーダー橋の形に組み上げます。

 なお、デッキガーダー橋の裏側もプラ角棒2mm1mmを使用し、簡素ではありますが、ディティールを加えてみました。

 線路は製品に付いていたものを長さ調整して再利用します。

 また、残った端材部分も一部、後でキャットウオーク(点検通路)部分を製作するのに再利用します。

 出来上がったデッキガーダー橋は長さ145mmで、これはトミックスの直線レールS72.5×2本と長さ面で互換性があります。

 

 改造が完了した鉄橋(塗装前)

 

塗装が完了した鉄橋です。(ガーダー橋はキャットウオーク部分の骨組みを取り付けてあります。)

 

<橋脚の作成>

 

橋脚は複数種類を用意していますが、一部を除き、スチレンボードで製作しています。

なお、コンクリート橋脚の丸い部分は、素材からナイフで切り出すことが困難な為、紙粘土を押し込んで成型しています。

スチレンボードで作った芯材にプラシートや1mmスチレンボード、コピー用紙等を貼って仕上げています。

右写真はキャットウオーク部分で、0.5mmプラシートと1mmプラ角棒による製作です。

塗装後、組み立てを行いました。

 

<仮組み立て>

モジュール本体は、シナランバーコア合板とベニヤの組み合わせです。

出来上がった橋脚と橋桁、レールを仮組し、正しく組みあがるか、レールは正常に接続するか、レール踏面の高さは正しく出るかを確認します。

また今回は、橋脚・橋桁が自作である為、車両を載せて強度を確認しましたが、とりあえず日本型Nゲージ車両は問題ないことが確認できました。

その後、築堤部分の木製骨組みを組み込み、橋脚・線路の位置決めを行いました。

 

<通電試験・試運転>

 

地形工作に入る前に、線路の通電試験と試運転を行いました。

まず、線路に電源装置を接続して、左写真のキハ482両編成を走行させ、鉄橋全体に電流が流れ車両が動くことを確認しました。

次に右写真のようにE4系新幹線の試運転を行い、建築限界の確認を行い、突起物などによる不具合がないことを確認しました。

 

 

併せて、手持ちの模型車両数種類での試運転も行いました。

 

<地形工作>

岩面は、今回、ウッドランドシーニックス製の型を使用したものと、アルミホイルに石膏を流し込んだだけのものを数種類製作して、その中からサイズ・形状の良いものを選択し、取り付けました。

また、それ以外の地面部分は、今回、石膏ではなく、紙粘土(木工ボンドを混ぜたもの)2回に分けて詰め込んで成型しました。(石膏だと、垂直に近い部分は流れてしまい、正常に塗れないので)

なお、大量に紙粘土を使用した結果、乾燥後収縮による割れが発生した為、割れを埋めるように2回目の詰め込みを行っています。

 

紙粘土が完全に乾燥したら、川底はアクリルガッシュ(アクリル絵の具)、土部分はアンダーコートアースで着色。

今回、川底には砂利を敷き詰めますが、万が一砂利が抜けた場合でも色合いが狂わないように、着色を行っております。

 

 

モーリン製の川・渓流用砂利を数種類使い分け、川底・川原を形成します。

砂利は、青色に着色()されているタイプを深い部分に、黒っぽいタイプを浅い部分に、白っぽいタイプを川原に配置し、木工ボンドと水を1:1で溶いたもので固着します。(固着には約2日かかります。)

また、山や築堤部分に草を表現します。

 

<川の樹脂投入>

 砂利固着の際に、ボンド水溶液がモジュールベースの隙間から漏れる問題が発生した為、樹脂投入は慎重に進めました。

 KATOから発売されている「リアリスティックウオーター」を1mm位ずつ、8回に分けて投入していきます。今回は投入対象面積が広い為、埃などに注意し、かつ途中で樹脂切れ等が無いように投入します。

 約1か月をかけて樹脂投入が終わりました。仕上がりは下記写真のようになりました。(樹脂はすでに固化しております。)

 

川が出来上がると、一気に鉄橋らしくなりました。

 

<建物の製作>

 建物はスチレンボード+屋根はプラ製(市販素材使用)です。

 まずスチレンボードで建物のモックアップを作成、レイアウト上に置いて、イメージや寸法を確認します。

 問題なければ、壁などをテクスチャーシート(パソコンでプリンターから出力し、切り貼りして作成)を貼り付け、市販プラ材で作成した屋根を取り付けて建物を仕上げます。

 なお、今回はディティールアップとして、雨といやエアコン室外機等も作ってみました。

  

 

<地面工作の仕上げ>

 建物の位置が決まったら、固定を行った後、建物との隙間に砂利や草などを投入し、地面を仕上げます。

 また、ガードレール、標識、電柱、樹木等の小物を配置します。

 

<架線柱>

 今回は、市販品がそのまま使用できない為、TOMIXの「単線架線柱鉄骨型」を改造します。

 ビーム部分の形状が異なるものは1mm角棒でビームを新製し、碍子は切り取った不要部分についていたものを移植します。

 架線柱が付くとイメージがかなり実感的になります。

 

<一応、完成>

 まだ、川面の波の仕上げ、線路回りのディティールアップ等の細かい仕上げは残っておりますが、一応の形は仕上がりました。

 そこで2ピース構成のモジュールを接続し、最終走行テストを行いました。

まず、キハ40系「只見線」で通電・走行テスト。走行は問題ありませんでした。

 

  

上越線の107系、115系です。なお、今回のモジュールは2ピース接続時の全長は1820mmの大型モジュールです(当方初)

 

C61-20号機とD51-498号機のすれ違いをイメージ。(実物のすれ違い発生場所は鉄橋上ではありません。)

 

 

実車の107系、115系は211系に置き換えられる模様です。そこで211系投入後のイメージで撮影してみました。

 

2019.12.30 リニューアル実施

 上路型トラス鉄橋を作り直し、ほぼスケールモデルとなりました。

タミヤの角棒で上路型トラス鉄橋本体を新製しました。

 

取り外され、お役御免となった旧トラス鉄橋(これまで「タイプ」としていたもの)です。

 

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