SL D51&C61のページ

 

上越線で半定期的に運転されているSL「奥利根号」「みなかみ号」を紹介するコーナーです。

・「SL奥利根号」「SLみなかみ号」の運転区間

 2009年9月のD51-498号機復活後現在では、「SLみなかみ号」として高崎〜水上間で運転されています。

 なお、2008年の時点では、上野〜水上で運転する「EL&SL奥利根号」が多数運転されていました。

 ※2008年夏季設定からは、高崎〜水上のみ運転日は「SLみなかみ号」となりましたが、それ以前は「SL奥利根号」となっていました。

  2011年度の運転では復活したC61-20号機主体で7月より運転される予定とのことです。

 

<上越線内時刻表>

2009年9月のD51-498号機復活後のダイヤです。

下り9735レ

 高崎9:56発→新前橋10:14発→渋川10:34着/11:02発→沼田11:35発→後閑11:44発→水上12:04着

上り9736レ

 水上15:20発→後閑15:39発→沼田15:52発→渋川16:21着/16:45発→新前橋17:06発→高崎17:17着

※上野発着時の高崎線内の途中停車駅は、大宮・上尾・熊谷・深谷・本庄です。(2009年9月時点では設定が無い為、過去の実績です。)

※以前は上牧駅に停車していましたが、2009年9月現在は通過となっています。

 

・長時間停車は渋川駅で

 下り・上りとも渋川駅で長時間停車を行います。この間は写真撮影が可能です。

 なお、渋川停車中、定期普通列車・臨時特急列車・貨物列車(コンテナ特急)等の退避を併せて行っています。渋川で「みなかみ号(奥利根号)」を追い抜くのは下り列車が731M、上り列車は746Mです。これらの普通列車をうまく利用すると先回りしての撮影が可能な場合もあるようです。

 この他、「EL&SL奥利根号」として運転される場合は、機関車交換のため、高崎駅で20分ほどの停車時間が取ってあります。

↑ SL「奥利根号」と、手を振り見送る地元の人たち(八木原〜渋川にて)

 

・「EL&SL奥利根号」として運転されるときの使用電気機関車

 高崎線内は電気機関車(EL)による牽引ですが、使用機関車としては、EF64-1001号機EF65-501号機EF60-19号機のいずれかが充当される場合がほとんどです。この他、過去にはEF62-54号機(廃車→横川で保存)、EF58-61号機(台枠損傷の為、2008年3月ダイヤ改正で事実上保留車化。現在東京総合車両センターにて保管中)、EF55-1号機(2009年1月をもって引退、現在は保留車として保管中)などが充当されたことがありました。

 

・使用客車について

 原則として12系6連が使用されています。高崎運転所にはこの列車用として6連1本分の12系客車が配置されており、両端に発電セット付きのスハフ12型を連結し、中間にオハ12型4両をまとめて連結します。なお、1999年までは展望車のオハフ50-2501・2502を両端に連結(代わりに中間車オハ12を2両脱車)した編成が使用されることも多かったのですが、現在、これらの展望車は廃車となりました。また2002年には予備として配置されていたスハフ12型1両が、D51-498専用の特殊控車化され、形式もオヤ12(外観はそのまま)となったため、現在、12系客車に予備はありません。2011年度の運転では、整備された旧型客車7両をメインに使用する模様です。

 

↑榛名山麓を疾走するD51-498号機(八木原〜渋川にて)

 

C61-20号機復活

 D51-498号機が2008年12月にボイラー空焚きによる故障を起こし長期使用不能になったこともあり、SLの予備機が必要になったため、新たにC61-20号機が動態保存となっています。2011年4月より上越線等で試運転を行っており、7月から「SLみなかみ号」として運転されることになっています。

C61-20号機(2011年5月7日の高崎での展示)

C61-20号機(2011年5月5日の水上での展示の為の送り込み)

 

・みなかみ号・奥利根号の「予備機」だったC58-363号機のこと

 D51-498号機が全般検査を受ける(冬季に実施)時は、大宮工場に入場しています。このときにSL列車の設定がある場合に使用される代替車両がC58-363号機でした。

 このC58-363号機はJR東日本の所有ではなく、秩父鉄道からの借り入れ車両で、夏場には「パレオエクスプレス」としてほぼ毎週運転されていますが、冬季には設定が無いので、このように代替車両として使用されています。なお、C58型はD51に比べてパワーがやや弱いので、万一に備えて電気機関車を次位に連結する場合もありました。

 C61-20号機が復活した為、今後はC58-363号機が予備機として使用されることはほとんどなくなりますが、「パレオエクスプレス」の設定のない期間はC58-363号機は高崎にて点検・検査を行っており、試運転では上越線に現れることがあります。

 

・スペシャルバージョン「みなかみ物語号」のこと

 2001年から、年明け後に設定されるようになったのが、この「みなかみ物語号」です。ダイヤは通常の「奥利根号」と同じですが、車両には、「ばんえつ物語号」用の12系を使用して運転されました。なお、2005年は新潟中越地震の為、専用客車が臨時迂回列車に充当された為か、運転が設定されていません。また2006年は運転が1月7〜9日で設定されましたが、沼田以北の大雪の影響で、不通区間も発生してしまった為、運転が取り止められました。2007年〜2008年については、「千葉DCキャンペーン」等によるスケジュールの都合で、2007年12月に上越線内のみで設定されています。2010年は設定がありませんでした。

<運転データ>

2001年

運転日:1月6〜8日

使用車両:「ばんえつ物語」用12系6両、高崎線内はEF58-61単独牽引、上越線内はC58-363をEF58の前に連結。

D51-498は検査のため入場中。

 

2002年

運転日:1月12〜14日

使用車両:「ばんえつ物語」用12系7両、高崎線内は12・13日がEF81-81号機、14日はEF81-95号機が単独牽引、上越線内はD51-498号機が単独牽引。

 

2003年

運転日:1月11〜13日

使用車両:「ばんえつ物語」用12系7両、高崎線内はEF58-61、上越線内はD51-498を使用。

 

2004年

運転日:1月10〜12日

使用車両:「ばんえつ物語」用12系7両、高崎線内はEF65-1118とEF64-1001の重連、上越線内はD51-498を使用。

1月12日は客車の「スハフ12型」1両が不調のため、上野方の1両のみ奥利根号用スハフ12を組み込み。

 

2005年

※新潟中越地震の影響の為か、設定はありませんでした。

 

2006年

運転設定日:1月7〜9日

※上越線沼田以北の大雪の為、不通区間が発生し運転は取り止めとなっています。

 

2007〜2008年

運転日:2007年12月8〜9日

使用車両:D51-498号機+「ばんえつ物語」用12系7両(新塗装)。なお、高崎線内の運転は設定なし。

※他のイベント等へのD51-498号機登板に伴い、初めて12月に運転が設定されましたが、上越線内だけの運転でした。

 

2008〜2009年

※「みなかみ物語号」の設定はありませんでしたが、同一のばんえつ客車6両を使用して、「さよならEF55みなかみ号」が2008年12月に運転されました。

なお、2008年12月〜2009年8月の間は、ボイラー空焚きによる故障の為、運転自体が全て取り止めになっています。

 

2010年

※設定はありませんでした。なお、千葉地区、磐越西線等でのイベント設定もありませんでした。

 

2002年の運転ではD51とばんえつ客車の組み合わせも実現。

 

↑吹雪の水上駅に滑り込むC58-363。

 

2010年4月、顔が少し変わる

 2010年のゴールデンウイークでの運転では、集煙装置取り付け・除煙板変更が初めて行われ、D51-498号機の顔つきが変わっての運転となりました。

これは5月以降予定される山梨地区での運転対応の為のようです。

 なお、C57-180号機やC58-363号機では除煙板変更(門鉄デフ)が行われたことがあります。

↑顔つきが変わったD51-498

 

・その他の牽引実績

 D51-498号機では、ジョイフルトレインの牽引実績もあり、サロンエクスプレス東京、やすらぎ、くつろぎ、浪漫などとの組み合わせが知られています。また、試運転では旧型客車の牽引もあります。

 C58-363号機では、「やすらぎ」をEF60-19ごとフル編成牽引の実績があります。

 この他、D51-498号機とC58-363号機の重連運転や、高崎〜横川への運転(「SL碓氷号」、団体列車など)もあります。

 2005年1月2〜4日にはC57-180号機との重連が実現しています。

2005年1月2〜4日にはC57-180号機との重連も実現(手前はC57-180)

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